Monday, June 23, 2008

日本社会保障制度

Reference: [ 『生きさせろ集会!』の狼煙!!!]

(小熊氏)
・日本の社会保障制度は、そもそも国民の為に作られたわけではない。
・日露戦争時に初めて社会保障制度が出来た。理由は、戦争効率化のため。
・国民健康保険などは、軍の後押しで出来た。
・厚生年金保険は、1944年に出来たが、30~40年間は、払って貰うだけの期間になるので、その保険金は軍事費に回せる、との考えで、当時の官僚達は、この制度を作った。
・日本の法律というものは、GHQのお仕着せによるもの、国際的同意の為に作ったもの、以外は、官僚の都合の良いように作られている。
・企業は、米国では「ブラザーズアンドカンパニー」であるが、これは宗教ベースで成立している。そもそも日本と米国の企業では、成り立ちが異なる。
・日本の企業は、基本給は極力上げたくないものである。それは、退職金が基本給をもとに計算されること、などが理由に挙げられる。
・1950年代の日本は、血縁が強かったので、職を失っても路頭に迷うことはなかったが、現代では、血縁が薄く孤独を強いられているので、職を失うと路頭に迷う傾向にある。
・日本の常識は、インドでは非常識であった。インドでは30年の住宅ローンを組むことは考えられないという。ある意味、キチガイではないかと考えられている。それは、30年後に自分が生きているのか、会社が潰れないで存在するのか、戦争とかが起きない保証があるのか、等から、30年の住宅ローンなどは論外であるという考えにあるという。
・米国発の「自己責任論」とは、安定を前提としているものである。
・穿った見方をすると、今まで30年間くらい日本は平和で安定であったが、この状況自体が、世界から見ると、ある意味、異常な状態であったわけで、今の社会状況というのは、世界標準に近づいてきたとも言える。
・日本での専業主婦のピーク時は、50%であった。
・プレカリアート運動について、30年間経った今、目が覚めた人がどう動くのか、という形で注目しているし、今後どうなっていくのかに注目している。

(小熊氏)
・治安悪化が訪れる。
・麻薬の流行が懸念される。
・親が働いたことがない社会が来るであろう。
・メンタル(30年間の幻想)の惰性がいつまで続くのか。
・犯罪あるいは自殺しか選択肢がなくなる社会になる可能性がある。
・六本木のアークヒルズの周りに柵を作り、門番を立たせる社会が近い将来来る。

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